1983-05-17 第98回国会 参議院 文教委員会 第9号
○柏原ヤス君 そこで、今回の改正でこの修士課程は学年進行によって廃止されると聞いておりますが、そうなれば今後獣医学の大学院の教育研究体制というものはどのようになるのでしょうか。
○柏原ヤス君 そこで、今回の改正でこの修士課程は学年進行によって廃止されると聞いておりますが、そうなれば今後獣医学の大学院の教育研究体制というものはどのようになるのでしょうか。
○柏原ヤス君 次にお聞きしたいのは、先ほどもお話がございましたけれども、現在の修士積み上げ教育の教育課程は今回の改正によってどのように改善されたのか。修士課程の積み上げ教育、これは四年プラス二年で六年間だ、今回改正された修業年限も変わらない。一貫した六年間の修業年限になったということは形の上でそうなんですが、どこが改善されたのか、どこが充実され、また整理され、改善された点を納得するように御説明いただきたいと
○柏原ヤス君 学校教育法の一部を改正する法律案について質問をいたします。 今回の修業年限の延長は、獣医学関係者にとっては昭和二十年代からの懸案であったわけですが、それが今日まで実現しなかった、そういう理由はどこにあったのでしょうか。
○柏原ヤス君 もう一度お尋ねするんですが、五月中旬の答申に向けての素案が固められたわけですね。その答申に対して、文部省として、また大臣としてはどういう受けとめ方をしていらっしゃるかということをお聞きしているわけです。
○柏原ヤス君 同じ御答弁の中で、臨調の第一次答申が無償制度について検討せよというので、現在中教審で教科書をめぐる諸問題とあわせて検討をお願いしてある、この結論を待っていかにすべきかの方針を決めたいと、こう述べていらっしゃいます。 そこで、その中教審が五月中旬の答申に向けて素案を固めました。その素案の中に、無償制度については明確に存続の方針を打ち出すことになったという報道がございます。文部省にとってはこの
○柏原ヤス君 最初に教科書無償制度についてお伺いいたします。 大臣は、昨年の暮れの臨時国会でわが党中野明議員の教科書無償制度に対する質問にお答えになっております。その中で、予算編成ごとに財政当局との間で論議があるが、憲法二十六条あるいは教育基本法の精神に基づいて人間の平等、教育の機会均等という大きな精神から発して、無償の制度が確立されている、これは基本原則であるから文部省としてはぜひ崩してはならないと
○柏原ヤス君 割り当てていただきました時間が二十分の中で御出席の六人の方に御意見をお聞きいたしたいので、私はそれぞれ先にお聞きしたい点を申し上げて、そしてお一人三分ぐらいの程度でお答えいただければ大変ありがたいと思いますので、先に質問さしていただきます。 まず、沖原参考人にお聞きしたいことは、少年非行、校内暴力の一つの対策として、学力が授業に追いついていけない生徒に対する教育をどうするか、これが重要
○柏原ヤス君 次に、去る十月五日から七日までの三日間、福井県及び石川県に派遣されました第二班の調査結果について、その概要を御報告申し上げます。 第二班の派遣委員は、大島友治理事、小野明理事と私、柏原ヤスでございます。 まず第一日目は、福井県庁において県全般の教育事情と要望を聴取いたしました。次いで福井県陶芸館を視察した後、宮崎村唯一の中学校である宮崎中学校を訪れ、その特色ある施設を拝見し、説明を
○柏原ヤス君 問題がここまでこじれてきたんですから、最初の考え、そしてその次の段階、そして現在というふうにこの問題の流れを考えた場合に、発端はこの「侵略」を「進出」にしたために起きた問題なんですから、もちろん文部省の責任。外務省外務省と言っていますけれども、甘過ぎたと思うという局長さんのお言葉が一言もございませんけど、甘過ぎてないということですか、それじゃ。
○柏原ヤス君 原因がなかなかつかめないというようなはなはだ頼りにならないようなお返事でございますが、それには国際関係の複雑性というものがあると、それだけに私は政府、特に文部省の認識は甘過ぎたんじゃないかと、対応も不十分だったのじゃないのかと、こう指摘せざるを得ません。 その第一は、まず問題解決の第一歩として、中国、韓国が具体的にどのような要求をしているかを的確に把握していなかった。まあ原因がつかめないという
○柏原ヤス君 今回の教科書問題の一連の動きを見ておりますと、国の内外とも、その動きが鎮静化するどころかエスカレートする一方だと思っております。こうした状況を国民のだれもが憂慮しております。特に文部省の対応に不満を感じ、外国に対しては済まない、恥ずかしいというような気持ちでいるのが偽らざる心境であると思います。したがって一日も早い解決が望まれるわけですが、私はきょうこの場で、これまでの政府、また文部省
○柏原ヤス君 中国側は政府に、改ざん部分の是正、すなわち再検定を強く求めております。大臣はこれにこたえる用意があるかどうか。文部省は、改めて検定の説明をすると言っておりますが、さきの説明内容、方法、これをどう改めて説明していくつもりか、具体的にお示しいただきたいと思います。
○柏原ヤス君 初めに教科書問題について若干質問させていただきたいと思います。 中国が大臣の訪問を拒否してきたわけですが、これは、検定説明で理解されると楽観していた政府に、予想以上に事態が深刻であるということを理解させたと思います。私は、ここで政府も思い切って措置を講ずる必要があると思います。その点いかがでしょうか。そうしない限り、事態はますます深刻化してしまうと思います。この点をお伺いいたします。
○柏原ヤス君 密室で行われる検定だと、こういうふうに言われておりますので、そういう御返事をなさるとは思っておりましたけれども、事柄がこういう問題になっている。しかも、中国や韓国からも厳しい抗議が出されているときでございますので、そうしたことにこだわってないで、やはり問題点になるところはここだと、資料として出すべきだと思うのです。先ほど大臣も、この点この点と、いろいろと数だけおっしゃっておりましたけれども
○柏原ヤス君 そこで、中国から、また韓国から、この部分、これはこういうふうにという抗議がはっきりしているわけで、いまの御説明では漠然として正しい理解ができないわけです。ぜひこれもう少し明らかにしていただきたい。 それから、これを明らかにするためには、先ほどおっしゃっておりましたが、問題になった点について各出版会社が出している教科書がございます。その教科書ごとに、検定の前はこういう記述になっていたと
○柏原ヤス君 先ほどから、るる議論がございましたが、教科書の記述内容に対する外国の抗議をめぐる問題点、私も若干質問させていただきます。 まず、今回中国及び韓国が問題にしております教科書の記述、一体どういう部分に対してどのような抗議がなされたのか、その内容を明らかにしていただきたいと思います。新聞の報道だけでははっきりいたしませんので、お願いいたします。
○柏原ヤス君 私学共済で行ったアンケート調査を見たんですが、それには私学の教職員の平均停年年齢は六十三・四歳となっております。この平均停年年齢を取り上げて申し上げるわけですが、六十三・四歳で退職した後、老人医療の対象となる七十歳までの間にどういう保険制度が適用されているか、この実態をお調べになっているのでしたら教えていただきたいと思います。
○柏原ヤス君 そこで、私立学校における教職員の停年年齢の実態がどうなっておりますでしょうか。また、その実態の上から、国公立学校の停年年齢と比較してどうであるのかを教えていただきたいと思います。
○柏原ヤス君 私は、私学共済の審議に当たって、特に高齢者の医療の問題を取り上げてお尋ねしたいと思います。 公務員の定年制が法定されておりますが、そのことによって私立学校の教職員の停年年齢に何らかの影響が出ていますでしょうか。その点お願いいたします。
○柏原ヤス君 私は、公明党・国民会議を代表して、政府提出の日本学校健康会法案、日本社会党提出の修正案、自由民主党・自由国民会議提出の修正案に反対し、公明党・国民会議及び民社党・国民連合の共同提出にかかる修正案に賛成する討論を行うものであります。 この法案は、放送大学学園を特殊法人として設立したかわりに、文部省関係の法人を一つ減らさなければならないため、日本学校給食会と日本学校安全会とを無理やりに統合
○柏原ヤス君 特に私申し上げたいのは、新しく校舎を建てるときは必ず学校食堂をつくるという、そういう体制はぜひ今後の問題としてできると思います。そういう点、もうちょっと具体的に積極的なお答えをいただけないものでしょうか。
○柏原ヤス君 大臣はランチルームで食事をなさったわけですが、ランチルームを備えた学校は全体として非常に少ない。五十四年度の文部省の調査ではわずか全体の三・一%という現状です。学校食堂が教育上きわめて有意義だということはどなたもおっしゃるわけです。その必要性については国際的にも認識されており、一九五一年の国際公教育会議では学校食堂を設置するよう各国文部省に対して勧告する旨の決議までして、それが採択されております
○柏原ヤス君 私は、学校給食の問題についてお伺いいたします。 大臣は、昨年都内の小学校で子供たちと一緒に給食を試食されたようですが、そのときの御感想はいかがだったのですか。
○柏原ヤス君 次に中神参考人にお聞かせいただきたいと思います点は、最近の子供たちの健康異常、いろいろと原因があると思います。そこで、子供たちの健康を守るために家庭との連携協力、これが非常に必要だと思いますが、この点中神さんの小学校ではどのようにしていらっしゃいますか。
○柏原ヤス君 もう一問お願いいたします。 学校安全のために福岡県として独自の施策をとっておられるかどうか御紹介いただければ結構だと思います。
○柏原ヤス君 与えられた時間が三十分でございまして、十問くらいお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 最初に足達参考人にお尋ねいたしますが、先ほども問題が出ておりました学校災害は施設設備の不備といったことから起こる問題が非常に多い。そこで、実際に起こった災害の事例から施設設備の改善にどうこれが生かされたかと、これを足達参考人が実際に当たられた事例がございましたら、具体的にお聞かせいただきたいと
○柏原ヤス君 いま大臣の御答弁の中にも国際性という言葉がございました。また、所信を拝見した中でも、国際人としての日本人の育成ということをお述べになっております。 そこで、端的に言って、大臣は、国際人としてどんな条件を身につけねばならないと考えていらっしゃるか、具体的に御説明をいただきたいと思います。
○柏原ヤス君 いまお聞きいたしたいのは、どんな人間に育っていくことを期待していらっしゃるかということをお聞きしたわけですが。
○柏原ヤス君 きょうは海外子女教育について質問をいたします。 近年、わが国も国際的活動が拡大され、それにつれて海外に在住する日本人もふえております。その子女の数も三万人を超えたと言われております。この海外子女教育のために、現在日本人学校が七十校、補習枝が八十二校、国の援助で設置されております。若い時期に海外生活を経験するということは、語学その他その人にとってははかり知れないメリットがあると思います
○柏原ヤス君 教科書無償については中教審で論議されております。田中前文部大臣は、当然中教審でも無償の答申が出るであろうと考えているという旨の答弁をしていらっしゃいますが、小川大臣も同じ考えであると思いますが、その点いかがでしょうか。また、中教審が無償堅持の答申をした場合、それを根拠に政府全体が無償の方向で意思統一すべきだと考えますが、この点もあわせてお聞かせいただきたいと思います。
○柏原ヤス君 大臣の所信表明を拝見いたしますと、教科書の無償制度については引き続き存続させると述べていらっしゃいます。いまさら申し上げるまでもなく、教科書無償は憲法の義務教育無償の精神にのっとったものであり、法律で定められた国民の意思であると、こう思っております。次代を担う子供たちにとっても学校教育に不可欠で重要な教材、国民全員の負担で提供をしようとするこの考え方に立った施策でございます。この教科書無償
○柏原ヤス君 それでは教科書無償制度、たびたび問題になっておりますが、この無償制度は今回の諮問の中には含まれていない、こういうふうに解釈してよろしゅうございますか。
○柏原ヤス君 ただいまお答えいただいたその中で、小中高校における教育内容、教育方法、教科書のあり方、これが一つの柱となって諮問されるようでございますが、この中で「教科書の在り方」というのは、具体的にはどのように答申をお求めになっていらっしゃるのか。詳しく諮問内容がはっきりしているのでしたら、お答えいただきたいと思います。
○柏原ヤス君 新聞報道によりますと、先日、第十三期中央教育審議会の委員が決定され、また二十四日には初会合が開かれて教育の諮問題について諮問するということですが、この諮問の内容はどんな項目について諮問されるのか、お聞きしたいと思います。
○柏原ヤス君 ですから、廃止しない方がいいから今日まで続いてきたわけですね。ところが、昭和五十四年になって日本学校給食会と日本学校安全会と、放送大学学園設置のときに統合するという、こうした閣議決定が行われて、簡単にと言っちゃ言い過ぎかもしれませんけれども、当然必要なこの給食会が安全会と統合されると。ところが、この出された法案は、行政機構の合理的再編のためだとか、業務の総合的推進のためというような旗印
○柏原ヤス君 詳しくなくてもいいですよ。
○柏原ヤス君 今回、日本学校健康会法、この法律によって安全会と給食会が統合されることになりますが、まず給食会の今日までの経緯を見ますと、昭和四十二年と昭和四十五年の二回にわたって廃止を決定する閣議が開かれております。なぜ廃止を決定するに至ったかという理由、またその後廃止決定があったにもかかわらず今日まで続いてきている、それにはどんな理由があったのか、こういう問題につきましては文部省の御説明がいろいろございました
○柏原ヤス君 各方面の意見をよく聞く、そうしていい教科書をつくるというふうに理解してよろしゅうございますね。 そこで、それじゃ新聞、雑誌などにいろいろとその動きが発表されております。ただ、こうした新聞、雑誌、マスコミを通じてのみの理解なんです。文部省としても、これはやはり受けとめないわけにはいかないと思うんです、先ほどもよく各方面の意見は聞いてとおっしゃったんですから。よくお聞きになっているからそういうふうにおっしゃるんでしょう
○柏原ヤス君 いまお聞きした問題点を何か避けていらっしゃるような……。 現在、非常に激しく検定問題をめぐる議論がされているわけです。その議論に対して大臣の御見解をお聞きしたわけです。一般論を漠然とお聞きしたわけなんです。いま議論されているその議論に対しての御見解、もう少し、何と申しますか、御見解があるんならはっきりとおっしゃっていただきたいんです。
○柏原ヤス君 教科書問題について質問をさせていただきます。 教科書問題、その中でもとりわけ教科書検定をめぐる論議、これがいろいろされておりますが、余りにイデオロギー的に過ぎるのではないかという感じを持っております。偏向した教科書を是正するには検定の強化こそ必要だと自民党が言っております。一方では、現在行われている検定は国定と同じであり、政府・自民党の考え方を教科書を通じて押しつける手段であるというふうに
○柏原ヤス君 そこで文部省にお伺いいたしますが、婦人教師がずっと長く勤めたいという希望を持っていながらやめざるを得なかった、こういう理由についてアンケート調査をして、その調査の結果を行政に生かすと、こういうようなお考えがおありなのか。そんなことは考えていないということなのですか。どちらですか。
○柏原ヤス君 そこで、この育児休業制度の整備はこれからの問題だという御意見、私も全くそうだと思っています。 そうした中で、この制度だけじゃなくて、やはり保育所の問題、こういうものもあわせて考えていかなければならない。 そこで、保育所の内容、保育時間、保育のあり方、こういうような現場の問題はいろいろあると思います。そして、そこで働いている方たちからの要望というものは、最も具体的にそして痛切な要望があると
○柏原ヤス君 社会党が提案なさった育児休暇に関するこの法案をいろいろ拝見いたしました。 そこで、この法案の内容に入ります前に、出産そしてそれに伴う育児、こういう問題は人類始まって以来のことであって、ずっとこうした出産とか育児という問題をいままでどのように考えられてきたか。それは、出産にしろ育児にしろ女の問題だ、女どものやることだ、こういうふうにされてきたと思います。そういう点では、これは日本に限らず
○柏原ヤス君 私は、ただいま可決されました放送大学学園法案に対し、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党・国民会議、民社党・国民連合の四会派共同提案に係る附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 放送大学学園法案に対する附帯決議(案) 政府及び放送大学学園の関係者は、学園の設 置する大学が広く国民に開かれた大学として充 実発展し、わが国の高等教育の改善と、生涯学
○柏原ヤス君 次に、放送大学が教育課程を編成する、放送大学の事業としての放送番組はNHKが編集する、こういうことになるんですが、これを現実の問題として考えてみると、やはりNHKの放送番組編集権という方が優位な立場に立つんじゃないかと。放送大学の放送番組というのは教科書みたいなものになるんじゃないかなんというふうに思ったわけですが、こうした放送大学の学問の自由が保障されるかどうか、保障されなくなるのではないかということを
○柏原ヤス君 いまの御説明に対して、またしつこいような聞き方をするわけですけれども、放送大学とNHKとが教育界における提携者の関係に立って両者の調整を図ると、この提案理由にも述べられております。そして、それに対して調整は必ずしも容易な問題ではないというふうにお断わりになっておりますが、大学には学問の自由、大学の自治がある。放送事業者の方には表現の自由、放送番組編集権というものがある。こういう二つの対立
○柏原ヤス君 この法律案を拝見いたしますと、大学と放送事業者とをそれぞれ別の設置主体としております。 〔委員長退席、理事世耕政隆君着席〕 これに対して衆議院の文教委員会の放送教育に関する小委員会の中でこうした問題が論議されたかどうかということを調べてみますと、やはり大学と放送局を分ければどうなるかというような議論もいろいろされております。その結論は、NHKを使うことは非常に難点が多いということで
○柏原ヤス君 次に、私学共済で行われております福祉事業、それにはどのようなものがあるか。この点と、その福祉事業の中でも他の共済に見られない独自のものをやっているというようなものがありましたらば、それについても御説明をお願いいたします。
○柏原ヤス君 お伺いしておりますと、努力している努力しているというお話で、努力はしていらっしゃるでしょうけれども、やはりこの附帯決議というものがもっと尊重され、そして一歩でもそれに対して結果を出しているというような点を期待しまして、今後も、附帯決議を出してもさっぱり実績が出ないということのないようにがんばっていただきたいと思います。 次に、私学共済の年金財政、これが他の共済制度に比べてどうなっているか
○柏原ヤス君 まず、前国会でこの法案が審議されましたときに、四項目の附帯決議がなされました。その後どのような対処がされたのかをお伺いいたしたいわけです。 先ほど粕谷議員から四番目の点は御質問がございましたので、四番目を除いて、一、二、三について御説明お願いいたします。